トランクルーム

トランクルームとは?種類や特徴と上手く活用する9つのテクニック

Writer
ライター/AZUKEL編集部

トランクルームとは、収納から溢れてしまった荷物を保管するサービスを指します。周囲は主に3種類で、屋内・屋外・宅配型に分類されています。この記事では、トランクルームの特徴やメリット・デメリットに加え、うまく活用する方法をご紹介します。

トランクルームとは?

最近よく耳にする「トランクルーム」とは、持ち主に変わって大切な荷物を保管するサービスを指します。日常的に使わないものや捨てるに捨てられないものなど、収納スペースをたくさん要する荷物を預かってくれるのです。例えば、スキーやサーフボードなど季節ごとのレジャー用品、テントや寝袋などたまにしか出番のないアウトドア用品を保管するのにぴったり。

ほかにも、幼少期の写真が詰まったアルバムや結婚・出産時にもらった引き出物など、捨てられないものの保管にも向いています。トランクルームをうまく活用することで、家の中がすっきりし、毎日の生活が快適になるでしょう。

そんなトランクルームは、運営もとの会社によって2つの種類にわかれます。まず1つ目は倉庫業者が営む「保管用倉庫」、2つ目は非倉庫業者が営む「レンタル収納スペース」です。簡単に言うと、保管用倉庫は国土交通省に倉庫業の認可を受領して大切な荷物を預かるサービスです。

一方で、レンタル収納スペースは荷物を預かるのではなく、荷物を置くためのスペースを貸し出すサービスになっています。目的に合わせてトランクルームを利用するために、それぞれもう少し詳しく掘り下げていきましょう。

トランクルームの種類を解説!メリット・デメリットと上手な選び方

①保管用倉庫

保管用倉庫は、国土交通省の認可をもとに「倉庫業者」が運営しています。セキュリティ品質がかなり高く、安全性に優れたトランクルームといえるでしょう。預け入れた荷物は、倉庫業者が責任を持って管理します。

厳格な警備体制はもちろん、万が一荷物が壊れたときでも倉庫業法に基づいて補償を受けることができるのです。セキュリティ面を第一に重視する人や大切な荷物を保管する場合は、倉庫業者が管理する保管用倉庫を利用しましょう。

ただし、保管用倉庫は制限されていることも多く、少し使いにくさを感じる場面があるかもしれません。例えば、利用できる時間が限られているので、思い立ったタイミングで荷物の出し入れがおこなえないケースも。さらに、荷物の出し入れには担当スタッフの付き添いが必要になるため、なかなか予定が合わないといったケースも少なくありません。

このように多少不便に感じる面があったとしても、安全性を考えると許容できる範囲ないでしょう。大切な荷物を預けるのですから、安心して任せられるトランクルームを選んでくださいね。

認定トランクルーム

保管用倉庫の中には、国土交通省が優良と太鼓判を押す「認定トランクルーム」も分類されています。この認定を受けるためには、倉庫業法で定められている基準のうち、必ず1つ以上クリアしなければなりません。項目は、「定温・定湿・防塵・防虫・防滋・常温・常湿」となっており、どれを満たしているか知りたい場合はトランクルームに掲げてある認定マークで確認してください。

ただし、なかには正式に認定を受けていないにもかかわらず、似通ったマークを掲示している悪質なケースもあるので注意しておきましょう。正式マークには、国土交通省と言った文言に加え認定番号が記載されているのできちんとチェックしてくださいね。

②レンタル収納スペース

レンタル収納スペースは、非倉庫業者(不動産運営会社)が運営するトランクルームです。荷物を保管するのではなく、ビルやマンションのフロアの一角で、荷物を自由に置ける場所を収納スペースとして貸し出しています。保管用倉庫とは違い、荷物を出し入れする際にルールがなく、比較的自由に利用することができるでしょう。

また、荷物を出し入れする際にスタッフの立ち会いが必要なく、ストレスフリーで使える部分が魅力です。なかには、24時間いつでも出し入れ可能なトランクルームもあり、利用者それぞれのライフスタイルにあった使い方ができるでしょう。

ただし、単に収納スペースを貸し出しているだけなので、荷物が破損したとしても補償を受けることはできません。安全性は二の次で、自由に荷物の出し入れがしたいというひとにぴったりのトランクルームになっています。

収納スペースには屋内・屋外・宅配型の3つのタイプがあり、それぞれ特徴や向き不向きが異なります。それぞれ詳しくみていきましょう。

屋内型トランクルーム

収納スペースの代表格とも言える屋内型トランクルーム。文字の通り、ビルや倉庫内の「屋内」で荷物を保管するサービスです。屋内型にはビルインタイプとコンテナタイプの2つの種類があります。

ビルインタイプはビルのやアパートのフロア一帯を貸し切り、収納スペースとして空間が仕切られているようなイメージです。ひとことでビルインタイプといっても、仕切り方の違いやスペースの広さが異なるので、預け入れたい荷物の量・大きさに合わせて選ぶといいでしょう。

一方で、コンテナタイプは、単に収納スペースが区切られているわけではなく、倉庫内に収納用コンテナが配置されています。どちらにしても空調が完備しているので、保管環境は整っています。デリケートな荷物を預けるとしても、安心して利用できるでしょう。

屋外型トランクルーム

古くから利用されてきた屋外型トランクルーム。フラットで大き目の敷地にコンテナが配置されており、その中で荷物を保管するサービスです。屋外型は一般的には、コンテナタイプが主流ですが、バイクや大型トラックまで収容できる広さのガレージタイプも存在します。荷物の保管庫としてはもちろん、駐車場として利用にも対応しているのです。

屋外型トランクルーム最大のメリットといえば利用料金の安さで、屋内型や宅配型など他の収納スペースに比べても格安で利用することができます。毎月の利用コストを一番に考えるなら断然おすすめです。

③ネット宅配型トランクルーム

ここ最近かなり注目を集めているのがネット宅配型トランクルーム。預け入れたい荷物を準備するだけで、運搬から出し入れまで全て任せることができる新たなサービスです。荷物を自分で運び込む屋内・屋外型トランクルームとは違い、預け入れるためにすることは荷造り+運搬業者への集荷依頼のみになります。

依頼が完了した後は、自身が指定した日に運搬業者の訪問を待つだけの画期的なサービスです。力の弱い女性や高齢者、体力に自信がない人でも利用しやすく、これまでトランクルームの利用ができなかった人でも気軽に使えるところが最大の魅力といえるでしょう。

トランクルームのメリット

家に収納する場所があるはずなのに、なぜわざわざトランクルームを利用するのでしょうか。ここでは、メリットをみていきます。

①空いたスペースを活用できる

トランクルームへ荷物を預け入れることで、自宅に収納スペースが生まれます。これまでかさばる荷物のせいで占領されていた場所が空くことで、片付けたかったものをしまうことができるでしょう。

トランクルーム収納術!空間をうまく使うコツと収納嫌いな人の対処法

②ものを捨てなくて済む

誰にだって、捨てるに捨てられない荷物があるでしょう。過去にコレクションしたものや思い出の品など、使うシーンはないけれどなかなか捨てられない…という物はトランクルームで保管するのがおすすめです。いつでも取り出せる環境に置いておくことで、寂しい気持ちになることもありません。

③周りを気にせず利用できる

家族や恋人と共同生活していると、自宅であっても思うように使えないケースもしばしば。片付け要請が出たり、きちんと片付けなければ、勝手に捨てられたりするなど、周りに気を使わなければなりません。そんなときは、自分だけの空間としてトランクルームの利用をおすすめします。誰にも邪魔されず、好きなように使える、まさに夢の空間です。

④季節に応じた使い方ができる

雛人形や鯉のぼり、クリスマスツリーなど、季節感のあるアイテムはトランクルームでの保管に最適です。シーズンを過ぎたのにいつまでも飾っておくのは変な気分になってしまいますよね。トランクルームは春夏秋冬、季節に合わせて利用することができるでしょう。

⑤長期だけでなく短期でも借りられる

基本的には長期レンタルがメジャーですが、引っ越しや自宅の建て替え時など一時的な利用ができるトランクルームもあります。仮住まいに入らない荷物を預けておくのに便利です。

⑥もしものために備えられる

トランクルームは、災害用の食料や防災グッズを保管することも可能です。いつ何があっても耐えられるように、避難グッズを置いている家庭も多いでしょう。ただ、もしもの場面で持って逃げられなかったり、蓄えが足りなかったりする可能性があるかもしれません。万が一に備えて、トランクルームでも蓄えを作っておくのも一つの方法です。備えあれば憂いなし、緊急用の蓄えは何重にもしておくべきでしょう。

トランクルームのデメリット

たくさんの場面で活躍するトランクルーム。ですが、使い方によって失敗してしまうことも。自分がレンタルする場に立ったとき、できれば失敗したくはないですよね!上手に使うためにも、知っておいた方がいいデメリットをみていきましょう。

①荷物を保管するのにお金がかかる

トランクルームで荷物を保管する上で、必ず発生する利用料金。荷物の大きさやレンタルするトランクルームの広さによって価格が変わります。ただ、自宅の収納で間に合っていれば、収納にお金をかける必要はありません。家を快適にするために支払う金額だと考えれば安いですが、レンタル期間は常にかかる費用になるので侮れませんよね。

②自分に合った使い方ができないと不便

トランクルームは、自分のニーズに合った使い方ができなければ返って不便になることも。大きい荷物を預けたかったのに、中型のスペースを借りてしまってギリギリ入らなかった…なんて失敗もよくあります。うまく活用するためにも、まずは自分のニーズを明確に把握することが大切です。

③保管環境が悪いと荷物がダメになることもある

ひとことでトランクルームと言っても、荷物を保管する環境はさまざまです。なかでも、屋外型は外にコンテナが設置されているため、朝晩は冷えやすく日中はかなり暑くなります。お世辞でも保管環境がいいとは言えないとで、デリケートな荷物を預けるときは、空調が完備された屋内・宅配型のトランクルームがおすすめです。

④荷物をトランクルームに運ぶのが面倒くさい

トランクルームへ荷物を預けるときは、基本的に自分で運び込む形になります。荷物が大きいか小さいかも関係ありません。なかには宅配型のように運搬を任せられるトランクルームもあるので、自力で荷物を運ぶ自信がない場合はそちらを利用してみてください。

トランクルームをうまく活用する方法

家や会社をすっきりさせたいなら、トランクルームを活用するのがおすすめです。かさばる荷物や大切に保管しておきたい荷物の預け入れにも向いています。活用の仕方は無限大で、使い方次第ではとても役立つツールとなるでしょう。ここからは、トランクルームをうまく活用するためにおすすめの方法をご紹介します。

トランクルーム活用術!利用に向いているシーンやうまく活用するコツ

①個人で使用する場合

トランクルームを個人で利用する理由としては、「家の中が狭く感じるから」ではないでしょうか。知らず知らずのうちにものが増えていくことで、いつの間にか生活範囲内にまで溢れ出てきてしまうのです。放っておくとどんどん生活スペースへと進出してくるでしょう。

少しでも「邪魔だな…」と感じるものは、積極的にトランクルームへ収納してみてください。そうすれば家の中がすっきりし、毎日の生活をより快適に過ごせることとなるでしょう。では、具体的にどのような利用がおすすめか例を挙げてみていきましょう。

記念品など残したいものを保管する

楽しかった旅行の思い出や子供の出産やお祝いごとなど、最高の瞬間を残したアルバムは絶対に捨てられないもの。大切に保管しておきたいですよね。1冊の大きさや厚さは対したことなくてもまとまりになると意外と保管場所を要するのが仇となるでしょう。

年に何回見返すか分からないアルバムのためだけに、広いスペースを取られるのは嫌ですよね。そんなときはトランクルームを活用して、綺麗な状態で思い出を保存しておきましょう。アルバムや写真だとそれほど大きくはならないので、宅配型やロッカータイプの保管庫で安めに保存できるはずですよ。

季節限定ものオフシーズンの物を保管する

季節限定で楽しめるアウトドアに使うアイテムも、シーズンが過ぎたら一式トランクルームで保管しておきましょう。冬がに出番がくるスキー板やスノーボード、夏に出番がくるキャンプ用品や登山グッズ、サーフボードなど、自宅で保管しておくにはかなり広めの収納スペースを要してしまいます。

賢い使い方としては、オフシーズンになるものはトランクルームに預けて、オンシーズンになった時点で取り出しに行く方法です。自宅で保管する必要があるのもシーズン中のみなので、オフシーズン中は家をすっきり広く見せたり使えたりすることができるでしょう。

大切なコレクションを保管する

趣味としてコレクションしてきたフィギュアやミニカー・プラモデルなどはも、勇気を出してトランクルームへ収納してみましょう。家でコレクションしておくのもいいですが、同居している家族がいる場合は冷たい目で見られることも。好きに集めたいのに、どこか肩身が狭い思いをするかもしれません。トランクルームへ預けることで、趣味だけを堪能するための空間に変わるのが素敵ですよね。

宝石や美術品などの貴重品を保管する

美術品や骨董品、宝石類など、高価なものを自宅で保管しているという人もいるでしょう。毎日の生活のなかで見て楽しむことができるかもしれませんが、もし万が一盗難や火災によってそれらがなくなってしまったら…考えるだけでも悲しいですよね。もちろん損害も大きいので、自宅保管はかなりのリスクを背負っているのです。

そういった災難から少しでもリスクを減らしたい場合は、トランクルームを利用して保管することをおすすめします。ただし、大切なものを預けるのですから、セキュリティ対策や補償制度のついているトランクルームを選んでくださいね。

引っ越しや建て替えなどで一時的に荷物を保管する

引っ越しや自宅のリフォーム・建て替え時、仮住まいに荷物が入りきらないケースもありますよね。「必要なし」と処分できるものならいいですが、新居でも使うものであるならどこかで保管しておかなければなりません。このように一時的な保管であっても、対応可能なトランクルームが存在します。うまく活用して、新居ができあがるまでの期間を過ごしてくださいね。

②会社で使用する場合

トランクルームの利用は個人に限ったことではなく、法人でも活かすことができます。会社の中をぐるっと見渡したとき、収納場所を占領している邪魔な荷物はありませんか?社内がもので圧迫されている環境は、仕事をする上でものすごく効率が悪くなってしまいます。円滑に仕事を進めるためにも、まずは社内でゴチャゴチャしている荷物の整理からはじめてみてはいかがでしょうか。

書類を保管する

経営している業種にもよりますが、各種士業や医療系など一定期間、書類の保管が義務付けられているケースもあります。事務所や病院内が広く、書類の保管に向いている場所なら問題ありませんが、収納スペースが限られているような場合はトランクルームへの預け入れをおすすめします。

保管したい書類をまとめて段ボールに詰めるだけで預け入れることができるので、それ程も手間もかかりません。がさっと一式まとめて保管しておく方が紛失やセキュリティ面でも安心です。ただし、あくまでも業務上で関係のある書類を預けることになるので、セキュリティ対策が万全なトランクルームを選ぶようにしましょう。

イスや机などの備品を保管する

オフィスで使わなくなった机や椅子などの備品は、倉庫や使わない部屋に収納されることが多いですよね。もしその無駄なスペースが省けたとしたら、会議室として確保できるかもしれません。余計なものでせっかくの収納場所をつぶしてしまうのはもったいない!トランクルームを活用して、使わないものはしまっておきましょう。

大量の商品を保管する

商品を販売している会社やネットショップを運営する会社では、在庫を抱えることも多いですよね。大量に発注したものの、売れ行きが悪くなかなか減らないものはトランクルームへ預けておきましょう。

また、工場などで製造した商品が発送するまでに期間が空くといった場合にもトランクルームが活躍します。作業する環境をすっきりさせることで、受発注業務や商品の製造がスムーズに進んでいくでしょう。

刊行物やDVDを保管する

勤め先の会社の歴史を綴った刊行物やDVDは大切ですが、日ごろから観ているという所は少ないでしょう。ほとんど使う機会がないものが置いてあるのは収納の妨げになることもあるため、できればトランクルームを利用して一資料として保管しておきましょう。

安心して使えるトランクルーム「AZKEL」を利用しよう!

AZUKELは宅配型のトランクルームで、運搬から荷物の出し入れまで全て担当者に任せることができます。わざわざ保管庫まで足を労力を使って荷物の預け入れをおこなう必要もなく、お手持ちのスマートフォンから荷物の管理ができるのです。段ボール1箱分ほどの小さい荷物から、家具や家電などの大きい荷物まで、幅広く保管してくれるのもAZUKELの魅力と言えるでしょう。

AZUKELは月額200円から!余計な諸費用は一切かからない

トランクルームを利用するときにかかる利用料金ですが、AZUKELなら月々200円〜とかなりお得に利用することができます。さらに、通常であればトランクルームを契約する際にかかる敷金や礼金、事務手数料などの初期費用が一切必要ありません。実際に荷物を預け入れた分だけの保管料金がかかるイメージで利用するといいでしょう。

AZUKELは万全の管理体制で長期利用でも安心できる

宅配型トランクルームは、もともと荷物の保管環境に優れているタイプで、長期的な利用に向いています。とくにAZUKELは、運営もとがセキュリティに特化した会社なこともあり、有人体制や最新システムを搭載した機械によって万全な防犯対策をとっています。

防犯に対する意識を強化するためのカリキュラムが組まれた指導もおこなわれているため、AZUKELで荷物を扱う担当スタッフはかなり信頼できるでしょう。最先端の監視カメラや人感センサーにより、外部からの侵入はもちろん、万が一内部で不正があった場合でも取り締まる仕組みが整っています。長期的にみても安心して利用できるトランクルームだと言えるでしょう。

トランクルームとは生活を豊かにするツールともいえる!

トランクルームとは邪魔な荷物を預け入れるための最適なツールであり、窮屈な生活をアイ的に過ごすためのに必要なものと言えるでしょう。使い方はひとによってさまざまで、個人での利用もよりし、法人での利用もよし、ライフスタイルに合わせて活躍してくれます。

屋内型・屋外型・宅配型など大きく分けて3種類あるトランクルームですが、あらかじめ預け入れる荷物をはっきりさせておくことが失敗しないためのポイントになるでしょう。

デリケートな荷物はできるだけ保管環境のいい屋内・宅配型のトランクルームで、大きい荷物は格安で利用できる屋外型トランクルームでの管理がおすすめです。自分の利用目的に合わせて最適なトランクルームを見つけてくださいね。

What's new

view all

Categoryカテゴリ